よくある質問

下記の手順に沿って行ってください。

  内部機構は取付方法によってOリング式とパッキン式があります。
  見分け方は試験成績表 検査項目 3.構造寸法(図番)にて行います。
       FL-×××○××××××
              ↑
              └─ 0:Oリング式
                 1:パッキン式
     仕様が不明の場合は製造番号(MFG No.)を弊社までお問い合わせください。

※注意

作業される前に必ず制御電源を切ってください。又、ボディ内部に水が流れないよう(水圧が掛からないように)、ポンプを停止するかフローリレー取付箇所前後のバルブを閉じてください。 

《内部機構(Oリング式)の取り外し・取り付け手順》 ※内部機構(パッキン式)は文中のカッコ内を参照。

【内部機構・取り外し手順】
1. 制御電源が切れているか、ポンプが停止しているか(もしくはフローリレー取付箇所前後のバルブが閉じているか)を確認する。
2.ボディ上部のカバーを開けて制御ケーブルを端子台から取り外す。
3.制御ケーブルをフローリレー本体より引き抜く。

4.内部機構をボディに取り付けてあるM5ビス4本(左図矢印)を取り外す。
(パッキン式はM5ビス8本を取り外し。)

5.必ず調節ねじをつかんで、内部機構を真っ直ぐ上にゆっくり引き抜く。
※このとき板ばねをボディに引っかけないようにしてください。
ケーブル・端子台・調節ダイヤルを持つと破損することがあります。

取り外した部品は、内部機構・取付用ビス(4本)・Oリングです。(パッキン式はOリングではなくパッキンです。)
6.内部機構の接液部とOリング(又はパッキン)を清水にてウエス等で清掃する。また、Oリング(又はパッキン)は変形・切れ・硬化を確認し、必要に応じて交換する。
※清掃されるときに板ばねを無理に曲げないよう注意してください。   
※接液部以外に清水がかからないよう注意してください。   
※部品のみの注文も承っておりますので、交換が必要な場合には弊社までお問い合わせください。

7.ボディ側のOリング(又はパッキン)取付部にゴミ等が付着していないか確認し、ウェス等で清掃する。   
※ゴミ等が付着していると水漏れなどの原因となります。

ここからは内部機構・取付手順です。
8.内部機構にOリングを取付た後、調節ねじを手でつかみ、板ばねがボディの液流入口側になっていることを確認して、リードスイッチ封入管をボディ内側に沿わせながら挿入する。このとき、板ばねをボディに引っかけたり、ねじらないよう注意する。
(パッキン式の場合は、ボディの内部機構取付のビス穴にパッキンのビス穴を合わせるようにパッキンを置いてから、内部機構を挿入してください。)

9.内部機構取付ビスM5(4本)(パッキン式は8本)で内部機構を取り付ける。(対角上のビスを交互に少しずつ均一に締めてください。)
できればトルクドライバーを使用して2.94N・m(30kg-cm)のトルクで締めてください。制御ケーブルを端子台に取付、カバーを閉めて作業は終了です。

SP-R型・SP-RN型の透視窓枠の標準材質はデルリン、SP-RX型、SP-REX型の透視窓枠の標準材質はC3604Crメッキですがお客様のご仕様によって他の材質でも製作可能です。
 (例:SP-R型・SO-RN型用透視窓枠→C3604Crメッキ、SUS304など)
 (例:SP-RX型・SP-REX型用透視窓枠→SUS304、SUS316など)

オプションにてワイパーの取付ができます。

配管内が満流状態でご使用いただければ、90°又は180°倒して使用いただいても問題はありません。
 但しメンテナンスなどで内部機構を取り外す場合、配管内の液が垂れる事がありますので充分にご注意願います。

お客様ご指定の動作流量でスイッチが作動するように板ばねに当たる液流を調節するためにボディ入口部にノズルを設けます。(口径100Aまで。流量によっては取り付けない場合もあります。)
 ・常用流量、最大流量、動作流量(減又は増動作流量)
 ・流れ方向(水平、上向き、下向き)
により弊社にて選定しております。

実際の流量と動作流量が同程度の場合にこの状態となります。
板ばね部が安定していれば問題はありませんが、ふらつきがある場合は流量を増やすか、動作値を下げてストッパー部に付くようにしてください。

流れ方向を変えた場合の流量変動率は下記の通りとなります。但しこれは参考値のためあくまでも目安としてください。
弊社では流れ方向が変更になった場合、再調整を承っています。お問い合わせください。

流れ方向 0目盛 5目盛 10目盛
水平 → 下向 約15~25%低い 約5~10%低い ほぼ同じ
水平 → 上向 約15~25%高い 約5~10%高い ほぼ同じ

主に下記原因が考えられます。

①満流状態で使用していない。配管内にエアーが混入している。 
エアーが混入することにより「板ばね」がチャタリングを起こし、動作が不安定になることがあります。
【対策】満流状態で使用する。

②フローリレー近くの管路がエルボとなっていたり、バルブが取り付けられており、フローリレー入口側の管路が呼称口径の5倍以上(25Aの場合、125mm以上)、出口側の管路が呼称口径の3倍以上の直管部となっていない。
これにより乱流、脈流、旋回流等が発生し「板ばね」がチャタリングを起こしたり、破損する可能性があります。
【対策】取付位置を変更する。
しかし、現地据え付け場所のスペース等、制約がある場合もあり実際にはこの数値が確保できない箇所も見受けられます。この場合、次の点を確認していただきご使用されますようお願いします。
・透視窓より内部を覗き、流れ内に気泡(エアー)等の混入が無いこと。(これにより板ばねにチャタリング、振動等が生じていないこと。
・管路内に乱流、脈流、旋回流等が生じていないこと。(これらにより板ばねにチャタリング、振動、ねじれ等が生じていないこと。)
※透視窓部からでは確認しずらいと思われますが板ばねが安定しているかどうかを基準に総合的な判断をお願いします。

③実際の流量が動作流量と同じくらいしかない。
【対策】流量を増やすか動作値を下げることにより動作が安定します。

 

鉄粉や鉄の塊が少ないことが望ましいですが、それらの発生がある場合でも通常は管路の流れによって鉄粉等が流され一定量以上は付着しなくなり、性能が低下することはありません。

ただし、ポンプの不調や管路内の詰まり等により流量が不足していたり、鉄粉に粘性の高い汚泥や油脂等が混ざっていると、多量の鉄粉が付着することがあります。

その場合には、必要に応じ以下の対策を講じてください。

1.流量の確認

2.ストレーナの設置(できれば鉄粉除去性能があるストレーナをお薦めします。)

3.ラインを止めて弊社製品の内部機構を取り外して、鉄粉を取り除く

  ※内部機構の取り外し方法は以下を参照ください。
    SP-R,SP-RN型はこちら
    SP-RX,SP-REX型はこちら

NP-R型、NP-RT型は温度により粘度が変わる液体は使用できません。清水のみでご使用ください。

主に下記のものが考えられます。
①設置場所の近くに磁場を発するもの(モーター等)がある。
(対策)鉄かご等でNP-R型を囲ってください。磁場の影響から脱し、動作が安定します。

②本体にゴミが詰まっている。
(対策)本体を取り外し目視で確認できるゴミを取り除いてから動作を確認してください。改善が見られなければ、分解等が必要になる場合がありますので、弊社まお問い合せください。
また、ゴミが混入しないように管路にストレーナを設置する等の対策をお願いします。

③実際の流量が動作値と同じ位しか流れていない。
(対策)流量を増やすか、動作値を下げると動作が安定します。

IP-66(JIS C 920-1993)の防水性能となります。

・防水の種類:耐水形
・性   能:耐水形に対する試験で機器の内部に浸水の形跡がない事。
(電線管部の接続及び端子箱カバーの締めを確実に行って下さい。)
ちなみにSP-R型で1mの水中下にて1時間実験を行った結果、漏水はありませんでした。

< 1 23 >